横文字の島

Ile de l'alphabet ~ ある翻訳者の備忘録

もぎりよ今夜も有難う

「もぎりよ今夜も有難う」片桐はいり キネマ旬報社 もぎりよ今夜も有難う 作者: 片桐はいり 出版社/メーカー: キネマ旬報社 発売日: 2010/07/30 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 144回 この商品を含むブログ (33件) を見る 女優・片桐はいりさんのエッ…

片山廣子 孤高の歌人

「片山廣子 孤高の歌人」清部千鶴子 短歌新聞社 『新編 燈火節』(記事はこちら)を書いた歌人・片山廣子ことアイルランド文学翻訳者・松村みね子の伝記。片山廣子の親族(娘婿、姪など)に取材し、たくさんの資料に当たってまとめた労作である。染井墓地で…

幕末日本探訪記 江戸と北京

「幕末日本探訪記 江戸と北京」ロバート・フォーチュン 講談社学術文庫 幕末日本探訪記 (講談社学術文庫) 作者: ロバート・フォーチュン,三宅馨 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1997/12/10 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 13回 この商品を含むブログ …

ハムレット、東北に立つ

「ハムレット、東北に立つ」下館和巳 国書刊行会 ハムレット、東北に立つ:東北弁シェイクスピア劇団の冒険 作者: 下館和巳 出版社/メーカー: 国書刊行会 発売日: 2017/02/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る IT分野の翻訳の世界で、英語などの…

火花

「火花」又吉直樹 文芸春秋 火花 (文春文庫) 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/02/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (9件) を見る えっ、アンタ、まだ読んでなかったんかい! とツッコまれそう。 ええ、今、積読本が溜まってお…

幹事のアッコちゃん

「幹事のアッコちゃん」柚木麻子著 双葉社 幹事のアッコちゃん 作者: 柚木麻子 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2016/03/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 「ランチのアッコちゃん」「3時のアッコちゃん」に続く第三作。若手会社員の背中…

翻訳というおしごと 翻訳者に「未来」はあるか?

「翻訳というおしごと 翻訳者に「未来」はあるか?」実川元子著 アルク 翻訳というおしごと?翻訳者に「未来」はあるか? アルク はたらく×英語シリーズ 作者: 実川元子 出版社/メーカー: アルク 発売日: 2016/12/08 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ…

東京田園モダン

「東京田園モダン」三浦展著 洋泉社 東京田園モダン 作者: 三浦展 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2016/09/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 本書は雑誌「東京人」の連載で、東京23区の郷土博物館の資料をもとに大正・昭…

新編 燈火節

「新編 燈火節」片山廣子著 月曜社 新編 燈火節 作者: 片山廣子 出版社/メーカー: 月曜社 発売日: 2007/12 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (9件) を見る 歌人・片山廣子こと、アイルランド文学翻訳者・松村みね子の名前を知…

島暮らしの記録

「島暮らしの記録」トーベ・ヤンソン著 トゥーリッキ・ピエティラ画富原真弓訳 筑摩書房 島暮らしの記録 作者: トーベ・ヤンソン,冨原眞弓 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1999/07 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 79回 この商品を含むブログ (28…

吉祥寺だけが住みたい街ですか

昨年末、話題になっていたテレ東ドラマを途中から録画して視聴。一話完結だったので、後から追いかけるのに助かった。 舞台は吉祥寺にある重田不動産。双子の姉妹が経営し、いとこの勲男も勤務している。毎回、仕事、恋愛などの悩みを抱えた依頼人がやって来…

質屋探偵ヘイガー・スタンリーの事件簿

「質屋探偵ヘイガー・スタンリーの事件簿 シャーロック・ホームズの姉妹たち」ファーガス・ヒューム著 平山雄一訳 国書刊行会 「駆け出し探偵フランシス・ベアードの冒険」(記事)に引き続き、「質屋探偵ヘイガー・スタンリーの事件簿」を読んだ。こちらは…

漂うままに島に着き

「漂うままに島に着き」内澤旬子 朝日新聞出版 漂うままに島に着き 作者: 内澤旬子 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2016/08/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 『身体のいいなり』『捨てる女』などの著書のある、内澤旬子さん…

駆け出し探偵フランシス・ベアードの冒険

「駆け出し探偵フランシス・ベアードの冒険 シャーロック・ホームズの姉妹たち」レジナルド・ライト・カウフマン著 平山雄一訳 国書刊行会 国書刊行会様よりお送りいただきました。届いたのは12月だけど、正月休みに読むのを楽しみにとっておいた。2冊と…

東京百景

「東京百景」又吉直樹 ヨシモトブックス 東京百景 (ヨシモトブックス) 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: ワニブックス 発売日: 2013/08/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (18件) を見る 著者の敬愛する太宰治の『東京八景』にならって、「八景」ど…

第2図書係補佐

「第2図書係補佐」又吉直樹 幻冬舎よしもと文庫 第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫) 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2011/11/23 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 97回 この商品を含むブログ (90件) を見る 先日読んだ「夜を乗り越える…

読書メモ  海外サッカー

ちょっと前に読んだ、海外サッカー関連本の感想をまとめて。 その昔、私はスカパーでサッカーを見まくっていた。申し込んでいたのは「Jリーグパック」と言ったかな。ひいきのチーム(浦和レッズ)の試合を中心にテレビ観戦していたが、当時、Jリーグパック…

お茶をどうぞ 対談 向田邦子と16人

「お茶をどうぞ 対談 向田邦子と16人」向田邦子 河出書房新社 お茶をどうぞ: 対談 向田邦子と16人 作者: 向田邦子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/08/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る もう向田邦子さんの新しい本は読めないと…

夜を乗り越える

「夜を乗り越える」又吉直樹 小学館よしもと文庫 夜を乗り越える(小学館よしもと新書) 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/06/01 メディア: 新書 この商品を含むブログ (10件) を見る NHK Eテレの「オイコノミア」を毎週見ている。経…

読書メモ

最近読んだ本の感想をまとめて。 ・「監督不行届」安野モヨコ 祥伝社 監督不行届 (FEEL COMICS) 作者: 安野モヨコ 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2013/01/18 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 先に読んだ家人が「ぶふっ」と吹いていたので…

姉・米原万里 思い出は食欲と共に

「米原万里 思い出は食欲と共に」井上ユリ 文芸春秋社 姉・米原万里 思い出は食欲と共に 作者: 井上ユリ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/05/14 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る ロシア語通訳で作家の米原万里さんが亡くなって…

追悼 山田登世子さん

仏文学者の山田登世子さんがお亡くなりになったという。 フランス文学のうち、19世紀後半~20世紀初頭が好きなので、ご多分にもれず、山田先生の本はいくつか持っている。(もちろん、鹿島茂先生の本も!) 「リゾート世紀末」は、ベルエポックに誕生した、…

ルーフォック・オルメスの冒険

「ルーフォック・オルメスの冒険」カミ作 高野優訳 創元推理文庫 待望の新訳!「機械探偵クリク・ロボット」の方が先に翻訳出版されたけど、待った甲斐があった。 ルーフォック・オルメスの冒険 (創元推理文庫) 作者: カミ,高野優 出版社/メーカー: 東京創元…

「トットひとり」と「トットてれび」と向田邦子

「トットひとり」黒柳徹子 新潮社 現在、NHKで放送中のドラマ「トットてれび」は、黒柳徹子さんのエッセイ「トットひとり」を映像化したもの。テレビ放送が開始された頃からの裏話や、俳優や脚本家、ディレクターといった作り手の姿を描いている。 あまり…

読書メモ

長期の仕事が終わった→待ちに待った休暇をとる→風邪をひくという、素晴らしきスパイラル(泣) 読書メモをまとめて簡単に。「新しい須賀敦子」湯川 豊、江國 香織、松家 仁之著 集英社 2014年に神奈川近代文学館で開催された「須賀敦子の世界展」(こちら)…

「みんなの少年探偵団」「みんなの怪盗ルパン」

ポプラ社から出ている、往年の少年少女向けミステリのパロディ集。活躍中の現代の作家たちが筆をふるう。 短編集「みんなの少年探偵団」は2巻まで出ていて、ほかには長編の「全員少年探偵団」なども出ている。長編は未読なので、今後の楽しみにしよう。 1…

レ・ロマネスク公式ガイドブック

「ほぼ日」で知ってからファンになった、レ・ロマネスク。ヴォーカルのTOBIとアシスタント・コーラスのMIYAの男女2名のユニットで、数年前までフランスを拠点に活動していたが、今では日本を拠点に活動している。 日本でブレイクしたきっかけの1つが、NH…

なんらかの事情

「なんらかの事情」 岸本佐知子著 ちくま書房 この頃、就寝前の読書タイムに布団に持ち込めるのは、エッセイ、雑誌、漫画のみとなった。読み応えのあるミステリなんか持ち込んだらさあ大変。目が冴えて、久世番子さんのコミックエッセイ「番線」にあったよう…

3種類揃いぶみ

先日の全国大会での光景。手前の列の3種類の本は、いずれも、英語ではない言語からの翻訳。 向かって左から、イタリア、フランス、中国。 これからもっと多国籍になるそうです。まさに万国博覧会。 写真を撮ろうとしたら、本が並ぶや否や、お客さんが殺到し…

南国少年パプワくん

「南国少年パプワくん」柴田亜美作エニックス デヴィッド・ボウイ追悼記事(こちら)で、「南国少年パプワくん」のマジック総帥のモデルがデヴィッド・ボウイだと書いた後、何だか久しぶりに読みたくなってしまった。今だと新装版や電子書籍も出ているけど、…