『科学捜査とエドモン・ロカール フランスのシャーロック・ホームズと呼ばれた男』
ジェラール・ショーヴィ著 寺井杏里訳 鳥影社
現在の科学捜査の礎を築いた、フランスの犯罪学者エドモン・ロカール(1877-1966)の伝記であり、同時に、科学捜査の歴史を伝える一冊。
彼の名前は科学捜査を紹介した本に必ず登場し、<ロカールの法則>または<ロカールの交換原理>はドラマやミステリで引用される。
続きを読む
「アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王」
Agatha Christie: An Elusive Woman
ルーシー・ワースリー著 大友香奈子訳 原書房
少し前に、アガサ・クリスティーの自伝を読んだ。第三者による伝記は初めて読む(というより、第三者によるクリスティーの伝記って、日本語で出ていたっけ?)。今の時代に伝記を出す意義があるとすれば、関係者が亡くなり、忖度する必要がないことだろうか。自伝では見る事の叶わなかった手紙まで登場するのだから。
「デューン 砂の惑星2」
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
主演:ティモシー・シャラメ
<あらすじ>
惑星アラキスにてアトレイデス家滅亡後、後継者ポールは母のレディ・ジェシカと共に砂漠で生き延びていた。砂漠の民フレメンに助けられながら、ハルコンネン家に復讐する機会を伺っていた。アトレイデス公爵の子を妊娠中のレディ・ジェシカは、新しい教母となることを了承する。ポールは砂漠で生き抜く術を学んでいき、夢に出てきた女性チャニとも関係を深めていく。アトレイデス家の家臣だったガーニーも生き延びていて、再会を果たす。
ハルコンネン男爵は、甥のラッバーンに満足できず、後継者にその弟フェイド=ラウサを指名する。