以前読んだ同じ作者の『小犬のこいぬ』に引き続き、購入。色んな犬がたくさん出てきて、とにかくかわいい。癒される。
主人公のこいぬがリサイクルショップに出勤すると、突然の倒産を言い渡される。失業したこいぬだが、ある求犬広告が目に留まる。それは、犬のステッカーを街に貼りまわるという不思議な仕事だった。
『小犬のこいぬ』同様、こちらも犬ばかりが住む街が舞台なんだけど、「桃響(とうきょう)ネズミーランド」ではライバルの猫に遭遇する。この猫たちも、街に猫ステッカーを貼っている。
空から降ってきたポメラニアンとか、シールには不思議な何かがありそう。
どんな場所でもどんどん入り込み(大胆というかKYというか……)、シールを貼るこいぬだが、ちびっ子たちは苦手のよう。保育園ではズタボロになるのだが、書下ろし作品ではシール大好きなちび犬に幸せをもたらす。
相変わらずキャラクターや建物のネーミングが秀逸で(全部犬にちなんだ名前!)、美術館の回では怪盗ルパンと銭形警部を思わせる、怪盗ルワンと犬形警部も登場する。再登場しないかな。
【追記 2022年】
犬の探偵「犬ほどき ほむ二郎」登場! パイプにインバネスコート、ディアストーカーと、犬のシャーロック・ホームズですな! 単行本が待ち遠しい。
souffleの連載『貼りまわれ!こいぬ』第93話「こいぬと探偵①」が本日掲載されました。
— うか冬 (@nknk6164) 2022年3月11日
こちらの連載は毎週金曜午前11時更新です。https://t.co/TulhEiD5VO pic.twitter.com/2PFS5cpRz2
本の発売記念に、ヴィレッジヴァンガードでこいぬグッズが発売されたので、マグカップを買っちゃった♪ 絵柄を見るために左手で持つと、なかなか重いよ。色んなグッズが発売されているけど、心を鬼にしてマグカップだけを選びました。