『エロイカより愛をこめて』などで知られる青池保子さんがゲスト。
色々と目から鱗だったので、メモメモ。
『エロイカより愛をこめて』の伯爵は、レッド・ツェッペリンのロバート・プラントがモデルだったのか!!
美しい~! 王子様!
伯爵の部下も同様に、レッド・ツェッペリンがモデルとな。ボーナムはジョン・ボーナムから。ジェイムズ君のモデルはジミー・ペイジ、本名ジェイムズ・パトリック・ペイジ。
ふーん。
あれ!?
ジミー・ペイジって、あの「ギターの神様」!?
いや~、今度「移民の歌」を聴いたら、間違いなく伯爵の顔が思い浮かぶわ。
「鉄のクラウス」ことエーベルバッハ少佐は、漫画界にあるテンプレートを生み出した。
侍言葉、厳格さ、潔癖なところ、部下に厳しい……。
いや、どこのリヴァイ兵長だよ!
若い女子がリヴァイ兵長にキャーキャー言うのも納得。
お姉さま方がエーベルバッハ少佐に目がハートになってたのと同じ。
10代の頃、少女漫画誌でデビューしたものの、本当は少女漫画(恋愛ものとか)は描きたくなかったという。萩尾望都さんなど、何人もの女性漫画家が通った葛藤を青池保子さんも経験していたのか。
いったん少女漫画誌との専属契約を辞めてフリーランスになり、そこで生まれたのが『イブの息子たち』。大好きなロックバンドから生まれた美形キャラたちを暴れ回らせる。
コミケ会場が映っていたけど、要は「自分の好きなものを描く」という同人誌のノリを商業誌で実現し、それが売れたという。革命ではなかろうか?
画面に映った『イブの息子たち』には、フレディ・マーキュリーらしき人物もいたっけ。こちらの作品のモデルは、エマーソン・レイク・アンド・パーマーのメンバーだという。
スピンオフから作品が生まれる。『アルカサル 王城』から『修道士ファルコ』、さらに『修道士ファルコ』から『ケルン市警オド』が生まれた。これも、商業誌で実現している人もいるだろうけれど、どこか同人誌のノリに近いものを感じる。
連載中で、撮影をしたのは『ケルン市警オド』だったが、こちらは現在5巻まで刊行。ミステリだし、全5巻なら入手しやすそうなので、読んでみようかな。
久しぶりに『エロイカより愛をこめて』を読みたくなったが、現在39巻まで(!)。さすがに紙の本だと大変なので、電子書籍で挑戦してみようかしら。
カラー原稿は、実に美しかった。漫画家というより「画家」!
この記事を書くために画像検索したら、楽しいこと楽しいこと。
もし私が10代の頃、NHKドイツ語講座で挫折しなかったら、フランス語へ方向転換しなかったら、そのままドイツ語を習得していたら。きっとオタクの全エネルギーを注ぎ込み、『エロイカより愛をこめて』の聖地巡礼をやっていたに違いない。
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