ペット・ショップ・ボーイズの記事の続き。
「Heart」のPVでは、かわいらしいニール・テナントが見られたので、今度はかわいらしいクリス・ロウを見よう。(←オイ!)「とどかぬ想い(What Have I Done to Deserve This?)」。
トロンボーンをちょこっと吹いているが、レコーディングでは実際にクリスが演奏しているという。せっかくPVでは演奏者の役を演じているのだから、実際にばっちり演奏するシーンがあってもいいのに。途中、スクリーンの裏手でくるくるっと踊るところがかわいい。
メガネの踊り子がメガネを外すと、ものすごくキュート。まるで少女漫画みたい。
彼らは何度か女性歌手をゲストに迎えてデュエットするのだが、この時は大御所ダスティ・スプリングフィールドと共演している。
大物ミュージシャンとの共演といえば、「Hallo Spaceboy」でデヴィッド・ボウイとも共演している。ゴージャス!
ニールがヴォーカル、クリスがキーボード演奏というパターンが多いが、ライザ・ミネリをゲストに迎えた「Losing My Mind」は、キーボードを二台並べてニールも演奏に回っていた。音楽番組で演奏した「Paninaro 95」では珍しくクリスがヴォーカルで、ニールがキーボードの前に立っていた。歌っているニールも好きだけど、キーボードを演奏しているニールも好きだな。
歳月は流れ、すっかりダンディーなおじ様デュオになったペット・ショップ・ボーイズ。1981年結成なので、今年で40周年を迎える。ニールの歌声は昔と変わらない(アナタ、イギリスの稲垣潤一ですか!?)。1980年代に活動していた他のグループは、分裂や解散、メンバーの脱退や死去などがあり、再結成不可能なところも多いが、これだけ長く続いているのは珍しい。
当時の曲を30年以上たった今聴いても古さを感じないし、懐メロにならず、最新バージョンにアップデートされているのだ。1980年代に流行した曲に合わせ、ダンスフロアで今の若者が踊りまくる。「unusual」と言わずして何と言おう。
2018年夏、ディオール・オムのイメージキャラクターを務めた
On Neil's Birthday, the July 10th
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