横文字の島

Ile de l'alphabet ~ ある翻訳者の備忘録

1980s ノルウェー:a-ha

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 この1980sシリーズ、最後です。
 再びヨーロッパ大陸に戻り、ノルウェー出身のa-ha。実はベスト盤、今でも持っています。あまりに有名すぎるグループですが、紹介します。

 「Take on Me」が有名だけれど、今回は「Hunting High & Low」を。

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「Train of Thoughts」

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 確か、歌詞はポールが書いていると聞いたことがあるけれど、文学的な歌詞を書くなあと当時から思っていました。短編小説みたいな世界。モートンのヴォーカルも曲の世界に合っている。

 現在、a-haは解散しています(涙)。

【追記 2022】

 いったん解散して、その後再結成とのこと。

 伝記映画も公開された。

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 1980sシリーズを振り返ると、フランスの音楽がないなあと。

 そもそも日英米のヒットチャート(ベスト20)に入っていなかったんだと思う。フレンチ・ロリータといって、若手女優だったヴァネッサ・パラディやシャルロット・ゲーンズブルが歌っていたけど、あまり興味を持たず。1990年代になって、アニエス・ヴァルダ監督の映画を通じてレ・リタ・ミツコを聞いたりしたぐらい。ロックが好きなフランスの若者は、どうしてたんだろう? 英国ロックを聴いて満足していたのかな。

 反対に英国のグループがフランスへ進出しようとした場合、たとえばペット・ショップ・ボーイズは「I'm not scared」とか、「Paris City Boy」(「New York City Boy」のフランス語バージョン)とかフランス語交じりの歌詞を書いて工夫していました。あの頃は、ヨーロッパの中でも言葉の壁が今よりずっと大きかった。

 

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