オーストリアから、続いてドイツへ。
ドイツのロックバンド、ネーナ(NENA)は日本でも人気だった。ネーナはバンド名でもあり、女性ヴォーカルの名前でもある。現在、彼女はソロシンガーとして活動している。
「ロックバルーンは99(99 Luftballons)」(1983年)はドイツ語版と英語版があるけれど、ドイツ語版を紹介する。
まだドイツが東西に分断されていた時代の歌で、作曲したメンバーが、ローリング・ストーンズのライブで演出用の風船が飛ばされるのを見て、「これが東側に飛んで行ったら、見た人は爆弾だと思ってしまうのでは?」と思ったという。
続いて、ヒューバート・カー(Hubert Kah)の「エンジェル07(Angel 07)」(1984年)を紹介。これは英語版の方で、ドイツ語版よりもこっちの方がなじみがある。「07」は「オーセブン」と読む。
日本語だと近況が不明なので、英語のWikipediaを貼っておく。
他にも「Limousine」、「Something I should know」などのヒット曲がある。こちらもお勧めなので、よかったら動画検索してみてください。そういえば昔、アルバムも買ったわ(カセットテープだったかな)。
前回紹介したファルコは英語とドイツ語をミックスした歌詞だったが、ネーナとヒューバート・カーは、ドイツ語版と英語版の2つを用意していた。ドイツ語圏のマーケットが大きく、でも海外進出も目指していたから英語も……という感じ。
これが北欧だとマーケットが小さいからか、最初から英語で歌っていることも多いような。スウェーデンのABBAやカーディガンズ、ノルウェーのa-haとか。
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