「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」シーズン2を見終えたので、感想をメモ。
シーズン1に田中さんという日本人の食料品店主が登場し、日本文化に着目しているらしいことがうかがえた。シーズン2でも田中さん登場……?と思いきや、意外な展開に。
第2話「イレズミ」では、日本がらみというか、ヤクザがらみの事件だった(ああ、やっぱり)。日本人役の俳優さんは、ほぼ全員日本人。
キャスト(英語)
https://www.imdb.com/title/tt14494862/
日仏ハーフであるヒロ・モラン役の俳優さんは、カンボジア系みたい。
https://www.viboljosephsok.com/
食料品店の田中さんの甥テツオが登場する。なんと、非公式な取り調べとして、店の茶室を借りて、アストリッドはお茶をたてる! どこで覚えたのか。いやたぶん、田中さんが教えたんだろうな。
テツオ役の齋藤研吾さんは、ヨーロッパを中心に活動している音楽家だとか。でも、吹き替えは別の方が担当している。
某所で「ケン役の人は、北野武の映画に出てきそう」
「向こうで北野武の映画は人気だから、その路線で作ってるぽい」とささやかれた。
あと、テツオとヒロがかっこよくて、女子は大喜び。
間違っても映画「ティファニーで朝食を」のユニヨシみたいな変な日本人は出てこない。むしろ、かっこ良いイメージ。
この回は、最初は日本語で見て、もう一回フランス語で見直した。あら、アストリッドとラファエルはVous-voyerなのね。
捜査陣がフランス語の合間に「ヤマガキカイ」「ボウリョクダン」と言っている。アストリッドは「ユビツメ」「セップク」という言葉を口にする。
うーん。
一応、日本文化にリスペクトを示している? トンチキ日本とすれすれ。
シーズン2では、ロマンスも。
でもな、ラファエルよ、その元カレはやめとけ。昔いったん別れたんでしょ?「危険な男」に見えない。ただの「ダメンズ」では?
頼むから、元カレ役にはせめてものすごいイケメンか、色気のある俳優を起用してくれ。女性視聴者が「これなら仕方ないな」と納得するようなさあ。昔、グラナダTVの「シャーロック・ホームズの冒険」でグルーナー男爵を見て「これが女たらしなの!?」とガッカリしたから。
ミスキャストかねえ。
一方、アストリッドはテツオといい感じに。公園でデートという、中学生のような初々しさ。途中、テツオが数学者と判明し「あら、アストリッドとお似合いじゃない!」。アストリッドが電話ごしに数字をまくしたてても大丈夫。
シーズン1ではアストリッドに対してよそよそしかったバシール警視正も、シーズン2では信頼度アップ。ラファエルに「ニールセンさんのところに行ってこい」と指示を出したことも。最終回では「アストリッド」と呼んでいた。
ラファエルが無茶な捜査をするので頭を抱えていたけど、基本的にはラファエルを「優秀」と評価しているみたい。なんだけど、やっぱり何か「やらかす」と内務省とか組織の偉い人とか来るし、中間管理職の苦労が感じられる。パソコンも勝手に使われるし……。
この後すぐ、シーズン3がNHKで放送されるが、警官ではないアストリッドの立場が問題視され、急展開に。大丈夫かしら。
ガイヤールさんの後任も来ないままだし。
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