バイプレイヤーズ～もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら～

　ブログ記事は、事前に書いたものを載せています。以下の記事は３月掲載の予定でしたが、大杉漣さんの訃報を聞いて、予定を変更しました。

　大杉漣さんが逝去されたのは、くしくも第２弾の第３話放送日の2月21日でした。ネットニュースによると、倒れたのがこのドラマの撮影後で、搬送に付き添ったり、看取ったのも共演の皆さん・スタッフだったそうです。まだドラマの撮影も終了しておらず、今後については調整中とのこと。

　まだ66歳。ご家族も関係者もファンも「信じられない」に尽きると思います。大杉さん、今まで素晴らしい演技をありがとうございました。徳島ヴォルティスのサポーターだったそうで、もしまたJ１に昇格すれば、浦和レッズ戦では、敵味方ではありますがスタジアムですれ違う可能性もあったことでしょう。合掌。

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　テレ東でドラマ「バイプレイヤーズ～もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら～」が放送中だが、第１弾「バイプレイヤーズ～もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら～」が深夜に放送されていた。俳優陣は、それぞれ本人役を演じている。当時は、おじさん版「テラスハウス」と言われてだな。

　ベテラン俳優たちが、それはそれは
　渋くて
　カッコ良くて
　かわいいのだ！

　そうそう。
　家族と暮らしている奥様、お嬢様方は、くれぐれも旦那さんやお父さんと一緒に見ちゃダメだよ！　強面なのにキュートなおじさん俳優のエプロン姿に萌えて、うっかり「くぅ、かわいい～！！」なんて言った日には、旦那さんやお父さんが、仲間に入れてもらえなかったスライムのように寂しそう～な目でこっちを見るからね（経験者は語る）。

　第１弾のストーリーは、「七人の侍」リメイク企画のため、俳優陣が別荘で待機する。６人がかつて一緒に出演した映画のフィルムの行方をめぐって、当時の関係者を訪ねたり、芸能界のスキャンダルに巻き込まれたりするというもの。

　なんだけど、謎解きはさほど重要じゃなくて、劇中劇が秀逸なのだ。たとえば、刑事ドラマ「相方」では、松重豊さんと遠藤憲一さんが某有名刑事ドラマのようなコンビに扮していて、紅茶を入れるくだりとか「これ、そのまま放送して大丈夫なの？」と心配になったり。

　ヒーローものをパロッた「孤独戦士サムライ嬢」では、清水富美加ちゃん扮するヒロインが、師匠・北北斎（寺島進さん）と共に、悪の総帥ドクター・ゲルゲ（田口トモロヲさん）を倒そうと闘う。

　「イケメンパラダイス」をパロッた「フケメンパラダイス」では、なんと、おじさん達が制服姿で踊るのだ！（やっちゃえ日産ならぬ、やっちゃえテレ東！）

　一番好きな回は、芸能人のそっくりさんばかりが住む村の話かな。一人二役なんだけど、エンケンさん扮するバーのママが強烈でね……（なぜ、よりによっていちばん強面の人に女装させる！？）。そしてそのママは、第２弾の朝ドラ「しまっこさん」（「ひよっこ」のもじり？）にも島ママとして登場する。

　でも、ちゃんと俳優さんに合わせた見せ場もあって、悪役に扮した寺島進アニキのドンパチ場面もあります。全員が黒いスーツにサングラスで登場するオープニングシーンは、毎回見てもとにかくカッコ良い。

　ドラマの後に、素で語るトーク場面があるんだけど、第１弾で小日向文世さんに電話をかけていた。小日向さんも名脇役だよな～と思っていたら、なんと第２弾に登場！　それと毎回ゲスト俳優が出演するんだけど、とにかく顔ぶれが豪華！　なので第２弾は誰が出るのか、すごく楽しみ。

　去年のエイプリルフール企画。

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