Vol.1の記事(こちら)
フランス・ホームズ協会より届く。2冊まとめてメモ。
Vol.2の方は、仏版「シャーロック」ファンサイトの管理人へのインタビュー、あと、ロンドンで開催されたファンミーティングのレポート。主要な出演者が参加したなんて、豪華だわー。会場には、「シャーロック 忌まわしき花嫁」の衣装も展示されたとか。
他には、前号からの連載の続き。
質屋探偵ヘイガー・スタンリーの事件簿
「質屋探偵ヘイガー・スタンリーの事件簿 シャーロック・ホームズの姉妹たち」
ファーガス・ヒューム著 平山雄一訳 国書刊行会
「駆け出し探偵フランシス・ベアードの冒険」(記事)に引き続き、「質屋探偵ヘイガー・スタンリーの事件簿」を読んだ。こちらは連作短編集。
【ちょびっとネタバレ】
主人公はロンドン、ランベスで質屋を営む若い女性。ロマ族(ジプシー)で、黒髪の美人とあるので、当時の英国ではややエキゾチックな風貌なのだろう。
フランシス・ベアードも、キュートな外見とは裏腹に、タフでしたたか(同僚を出し抜こうと、情報を隠したりする)だったけど、ヘイガー・スタンリーも負けてはいない。自立心旺盛で、聡明な女性だ。