横文字の島

Ile de l'alphabet ~ ある翻訳者の備忘録

ベルヴィル・ランデヴー

「ベルヴィル・ランデヴー」Les Triplets de Belleville
シルヴァン・ショメ監督

 

ベルヴィル・ランデブー [DVD]

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 ジャズを聴くきっかけになったフランス映画がある。「ベルヴィル・ランデヴー」というアニメ。「ジャズといえば英語じゃね?」というのがマジョリティだと思うけど、本作では、珍しいフランス語のジャズが聴けます。

 祖母と暮らす少年シャンピオン(チャンピオンという意味!)。ある日、おばあちゃんが三輪車を買い与えると夢中になり、やがては自転車に乗り、ツール・ド・フランスに出場するまでになる。しかし、レースの最中、他の選手数人とともに誘拐され……。

 


 この後、おばあちゃんが孫を助けるため、追跡の旅に出るのですが、ものすごい道のりをたどる(あのボート、すごい優れものじゃん!!)。

 大都会ベルヴィルって、NYのことか? やたらおしりのでかい人々や、ハンバーガーとか、どう見てもアメリカを揶揄しているでしょ。

 不思議な三つ子シンガー(老婆)と出会い、おばあちゃんはアパートに転がり込むのですが、食料調達方法が……!!こ、怖えぇ……!! 

 今でも音楽活動でステージに立つ、三つ子シンガーについて行き、おばあちゃんは誘拐犯のアジトを探します。孫たちを救出するのですが、帰りはどうやってフランスに帰ったのか?

 アニメの絵は、キモかわいい感じ。デフォルメが激しい。冒頭に、若い頃の三つ子シンガーのほか、ジョゼフィン・ベイカーやジャンゴ・ラインハルトが登場し、華やかなりしジャズ・エイジへのオマージュを感じる。

 確か公開当時、新宿の映画館で見た気がする。音楽が素敵だったから、「帰りに隣のHMVに寄ってこう~♪」と思っていたら、アナウンスが入り、「HMVでは、サントラCDは売り切れました」だって! 皆、同じことを考えるのね。

 この映画を見た後、音楽魂に火がついて、ジャズ・ヴォーカル教室に通い始めたよ。幸い、楽譜は読めた。クラシックなんかと違う、ジャズ特有の裏拍にとまどったけど、楽しかったな~。その頃周囲に、楽器の方だけど、なぜか「ジャズを習っています」という人が多かった。なんでだろう。

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