前の記事(こちら)に引き続き、ジャズの話を。
今回は、シャーロック・ホームズをモチーフとしたジャズCDを紹介。
まずはこちらから。
Alan Barnes「Sherlock Holmes Suite」
Woodville Records
アラン・バーンズは英国のサックス奏者。
Alan Barnes (musician) - Wikipedia
下記のサイトで一部、試聴できる。
Woodville CD The Sherlock Holmes Suite
曲と曲の合間に、小説を基にしたナレーションが入る。
曲のタイトルがこんな感じ(抜粋)。
221b Play On
The Game Is Afoot
Watson
The Napoleon of Crime
The Dancing Men
The Hound of Baskervilles
・・・
などなど、聖典にインスパイアされたものばかり。それぞれ、タイトルに合った雰囲気が出ている。たとえば「The Tiger Of San Pedro」は中南米をイメージしてか、グラマラスな雰囲気。「The Baker Street Irregulars」は軽快でユーモラス。
シャーロック・ホームズの世界をジャズで表現したら、こうなります。
お次はこちら。
Carl Sherlock Holmes「Investigation No.1」
Shout
- アーティスト: CARL SHERLOCK HOLMES INVESTIGATION
- 出版社/メーカー: CRS
- 発売日: 2006/01/10
- メディア: LP Record
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カール・”シャーロック”・ホームズは米国のギタリスト/ヴォーカリスト。
ソウル/レア・グルーヴ界の名探偵!カール・シャーロック・ホームズ最高傑作が世界初CD化 - TOWER RECORDS ONLINE
曲名で、ホームズを匂わせるのは最初の「Investigation」だけ。しかも、ジャズのカテゴリーで発見したはずなのに、マーヴィン・ゲイとかアース・ウィンド・アンド・ファイアを思わせるソウルミュージック。ええ、ジャケ買いしました。
試聴はこちらから。最初の曲が「Investigation」。
最後はこちら。
Jessica Williams「Momentum」
Jazz Focus
ジェシカ・ウィリアムズは米国のジャズ・ピアニスト。
Jessica Williams (musician) - Wikipedia
このアルバムの中に「Sherlock's Lament」というピアノ曲が収録されている。ジェシカ・ウィリアムズの亡き愛犬は、シャーロックという名前だったそう。静かで穏やかな、愛犬を悼むためのしっとりしたナンバーだった。
おまけ:CD持っていないけれど、動画を発見したので紹介。
Spirits of Rhythmという1930~1940年代に活躍した米国のジャズバンド(メンバーの一人はレオ・ワトソンという!)に、「Dr. Watson And Mr. Holmes」という曲がある。
スピリッツ・オブ・リズム Spirits of Rhythm / ラジカル・ビスケット
歌詞はこちらにあります。
【追記 2021年】
Baker Street Jazz Bandというジャズバンドが「Sherlock」という曲を演奏している。メンバーの一人がホームズに扮しているけど、BBCの「シャーロック」ぽい。