「幹事のアッコちゃん」
柚木麻子著 双葉社
「ランチのアッコちゃん」「3時のアッコちゃん」に続く第三作。若手会社員の背中を押して(いや、叩くと言った方が正しいかな?)くれる、敦子ことアッコちゃん。今回もビシッと厳しい、だけど愛ある言葉を放ちます。
もう一人のヒロイン、三智子の成長ぶりも著しいのだが、派遣社員→契約社員→正社員となった前作に続き、次の試練が用意されている。ついに笹山とゴールインし、今度は働くミセス、そしてリーダーとして壁にぶつかる。
全国大会にて。国書刊行会さんのブース
「インド篇」のPOPで、下のヴァン・ダイン本を隠してしまい(汗)
この後、POPの位置はずらしました。「中国篇」や、フランスのレウヴァンの本もPOPを添えて頂きました。写真からはみ出ていますが、右側に『シャーロック・ホームズ完全ナビ』もあります。
さて、今年のホームズ大賞は植田弘隆さん『文人、ホームズを愛す』(青土社)でした。奨励賞は、『モリアーティ』の翻訳で(それ以外にもたくさんホームズ本を出されていますが)駒月雅子さん。審査員特別賞は、長年の研究活動に対して、渡辺峯樹さんに。そしてそして、翻訳作品に贈られる延原賞は、カミ『ルーフォック・オルメスの冒険』(創元推理文庫)でした。おめでとうございます!