洋画の中ではフランス映画をよく見ますが、ヨーロッパ映画も見ています。
2011年にドイツのベルリンを訪れた際、映画博物館とスター通り(Boulevard der Stars)に行きました。ドイツの映画ゆかりの場所ということで、この記事では映画博物館、続編ではスター通りを紹介します。
パンフレット表紙は、ドイツの誇る女優マレーネ・ディートリッヒ
「ラン・ローラ・ラン」の一場面
映画博物館公式サイト(英語)
https://www.deutsche-kinemathek.de/en
ちなみに、内部は写真撮影不可だった。どのみち、デジカメでガラスケースを撮影しても、うまく撮れなかったとは思うが……。
ご多分にもれず、ドイツ女優の中ではマレーネ・ディートリッヒのファンです。昔、伝記映画も見に行ったほど(「真実のマレーネ・ディートリッヒ」というドキュメンタリー)。ナチス政権を嫌ってアメリカ市民権を取得したり、フランスの名優ジャン・ギャバンと浮名を流したり、生き様がカッコいい女性。彼女に関連した展示をたくさん見られて、嬉しかったなあ。
戦前~戦中のドイツの映画人でハリウッドに渡り、活躍した人は多い。フリッツ・ラングやビリー・ワイルダーがオーストリア出身のユダヤ人だと、初めて知った。ワイルダーは「シャーロック・ホームズの冒険」(1970年)を発表している。
隣のカフェのメニューは、ワイルダーにオマージュを捧げたもの
古今東西の映画監督の中で一番好きなのは、エルンスト・ルビッチ。彼もまたドイツから亡命して、ハリウッドで活躍した一人。マレーネ・ディートリッヒがヒロインの「天使」とか、ジェームズ・スチュアート主演の「桃色の店」(この邦題なんとかならんのかね)とか、大好きな作品ばかり。
エルンスト・ルビッチ像。建物の外から撮影したので暗い&恐い
これを見た時、SFに疎い私は「あれ、こんなところに『スター・ウォーズ』のC-3POがいるよ~」と発言し、横にいた家人(SFファン)から即座に「『メトロポリス』だよ」と訂正された。帰ってから調べると、C-3POは「メトロポリス」のヒューマノイド・マリアをモデルにしているという。ほうほう。
展示はドイツ語と英語。意外と見たことのある映画、知っている映画人が多かった。
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