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横文字の島

Ile de l'alphabet ~ ある翻訳者の備忘録

セイント

「セイント」The Saint
監督:フィリップ・ノイス
出演:ヴァル・キルマーエリザベス・シューラデ・シェルベッジア
1997年 アメリカ映画


 先日、テレビ東京で放送されていたので鑑賞。劇場で見ていなかったのだ。レスリー・チャ―タリスの小説「聖者(セイント)」シリーズは、かつてテレビドラマが製作されていて、そのリメイク。

 ロシアの石油王イワン・トレティアックの依頼で、サイモン・テンプラーは、英国の女性科学者エマ・ラッセル博士から低温核融合の方程式を盗み出すことになる。

 さすがに当時のテレビ版は見ていないので、小説の方と比較すると、大きく違う点がいくつもある。変装の天才ということで、偽名や変装で別人になりきっているのだ。依頼を受けて盗みを引き受けるという設定は一緒だが、「サイモン・テンプラー」をめったに名乗らないのだ。カトリックの聖人にちなんだ偽名ばかりを使う。また、一人で仕事をしていて、ホッピーのような部下もいない。捜査の途中、スコットランド・ヤードのティール警部は登場する。

 



 ヴァル・キルマーは良い俳優だけど、原作のサイモンは、初対面の女性が(敵の側の人間という場合もある)一目ぼれするような男前という設定なのだ。ヴァル・キルマーはプレイボーイを演じてはおらず、むしろ、変装しまくるので普通の容貌なのだ。スパイにしろ、怪盗にしろ、男前すぎると目立ってしまうからだろうか(敵であるロシアの石油王の息子イリヤの方がハンサムだ)。

 英語版Wikipediaでキャストを見ていたら、テレビ版でサイモン・テンプラーを演じていたロジャー・ムーアが、ラジオのアナウンサーの声で出演していた。いやー、気づかなかった! 元祖サイモン・テンプラーに敬意を表してだろう。

 

セイント [DVD]

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