えっ、アンタ、まだ読んでなかったんかい! とツッコまれそう。
ええ、今、積読本が溜まっております……。
若手芸人の火花のようなきらめきを描いた青春小説。主人公の徳永は「スパークス」というコンビ名で活動している。その「スパークス」は、英語で「火花」を意味する。
後輩の徳永を前に、熱く漫才論を語る神谷。成功した芸人が語るなら、それは伝記でも他の本でも、ファンや後輩の若手芸人にとってはありがたいお言葉になっただろう。
ジャッキー ファーストレディ 最後の使命
「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」Jackie
監督:パブロ・ラライン
主演:ナタリー・ポートマン
”ジャッキー”ことジャクリーン・ケネディが振り返る、ケネディ大統領暗殺から葬儀までの数日間。ナタリー・ポートマンがジャッキーの喋り方を完コピして熱演。ケネディ大統領が”伝説”になった背景が描かれている。
以前、ケネディ大統領暗殺事件を描いた「JFK」を見たが、そちらは捜査に執念を燃やす検事(ケビン・コスナー)が主役だった。「JFK」は事件の数年後も描いているので、弟であるロバート・ケネディの暗殺もニュースで流れていた。なので、本作でロバート・ケネディの姿を見て、「ああ、確かこの人も後年暗殺されたんだっけ」と思い出し、JFKの葬儀で、各国要人を歩かせるのか、車で移動させるのかですったもんだするくだりに、不穏な重い空気を感じた。この一族を見舞った悲劇の始まりとして。