ジャズピアニスト小曽根真さんの60歳を祝して、会場内は赤い照明。小曽根さんの衣装も赤いシャツ(現代版赤いちゃんちゃんこ?)。最後にスタッフから渡されたのも赤いバラの花束(たぶん60本)と「60」の風船。
セットリストはこちら。クラシック曲も必ず入っています。このほか、アンコールもありました。
会場ではCDを販売していて、収録曲も演奏された。しかし、そこはアドリブの人なので、演奏後「CD聴いた方います? エンディングが違っていたでしょ」。どうして皆がライブに通うかというと、同じ曲でも、その日ごとに演奏が違うからなんですよね。
ビッグバンドと違い、ソロピアノは一人で弾く音が多いから、MCで「昔はこの曲弾いても、すぐに喋れたのに」と息を切らすも、いやいや、こんなに若くて元気な60歳いませんて!
特別ゲストとして、サックス奏者の近藤和彦さんが登場されました。小曽根さんが近藤さんに出演を依頼したのは、たった一週間前だったとか! しかも送ったスコアは難しい曲! とはいえそこはベテラン同士。円熟した演奏×2倍で楽しませていただきました。
それと、少し前に亡くなった巨匠チック・コリアの話題が。生きていれば今年80歳を迎えるところで、ちょうど60歳の小曽根さんと一緒に、上原ひろみさんと3人でライブを行う計画があったそう。残念ながらそれは叶わず、代わりにトリビュート・ライブを行うとか。
会場の前の方に、アイドルのコンサートのような、うちわとメッセージボードを持ったお客さんがいたけど、小曽根さんて公式ファン・クラブあったっけ?? でもアイドルだったら「祝60歳」とか言わないよな(ジャニーズでそのうち出てくるかもしれないけど)。
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