「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の事件」Without a Clue
監督:トム・エバーハード
出演:マイケル・ケイン、ベン・キングスレー
1988年
名探偵シャーロック・ホームズの横には、いつもワトソンがいる。でも、実はワトソンの方が名探偵で、ホームズはポンコツだったとしたら――!?
「Gyao!」で配信されていたので視聴。
マイケル・ケイン(ホームズ)もベン・キングスレー(ワトソン)も、今や「サー」と呼ばれる英国の名優。贅沢なキャスティングだなあ。音楽はヘンリー・マンシーニ。
ホームズの正体は飲んだくれの売れない役者で、ワトソンに雇われているという設定。ワトソンの用意した台詞(だけ)を喋ることになっていて、新聞記者から想定外の質問が出てくればアドリブでしのぐ。偽札造りの黒幕として宿敵モリアーティ教授も登場するが、ホームズがポンコツなのはバレバレ。
でも舞台俳優としての経験のおかげで剣術は得意ということで、ちゃんとホームズにも見せ場はある(せっかくマイケル・ケインが出るし!)。
ベイカー街イレギュラーズも出てくるが、ウィギンズがとても聡明。もうホームズ抜きで、ワトソンとウィギンズだけで事件を解決できちゃうじゃん……!
この映画、20数年前に英国でテレビで見たことがある。当時は字幕スーパーなし、おまけに深夜の放送で、リスニング力にもいまいち自信がなかったが、今回見直して、「そうそう、こんな展開だったわ」と思い出した。ただし、前回は寝落ちしたのでラストは覚えておらず、見逃した後半部分を20数年ごしに見ることができた。