数年前にも、トーベ・ヤンソン展が開催された(記事:こちら)。今年のムーミン展は、埼玉県にムーミンバレーパークが出来たのと関係があるのかな。
直前の土日は運動会だったらしく、振替休日になった子供たちがパパママに連れられ見に来ていた。世代的に、お母さんの方が熱心に作品を見ていた(さすがにまだ小学生だと、ムーミンそんなに分かんないか)。小さなお子さんが一生懸命「ふぃりふ…よんか?」(フィリフヨンカ)と説明を読んでいたが、スウェーデン語だから、大人にも発音しづらいのよ。
大きなカラー原画だけでなく、小ぶりのモノクロ原画がいくつも展示されていたが、とにかく小さい。すぐそばじゃないと見えない。場所によっては行列ができているところもあり、先に見られそうなものから見るようにしてたので、いくつか見落としたかもしれない。
ムーミン原画以外にも、雑誌「ガルム」に掲載されたトーベ・ヤンソンの絵も展示されていた。あと、立体のムーミン人形も。大きなドールハウスみたいなムーミンハウス、かわいかったな。トーベとパートナーのトゥーリッキがノリノリで人形やらを製作したのがほほえましい。
ムーミンのキャラクターたちを描いたアドベントカレンダーは、他のお客さんの反応から、会場でも好評だったようだ。クリスマス前に、1日ずつめくっていく。あれ、日本でも販売したら人気が出そう。
絵本「それからどうなるの」(記事はこちら)を、テレビ型紙芝居にしたキットがあったけど、あれ、欲しいなあ。絵本ではページをめくって場面転換するところを、紙をめくって場面転換するという、ちょっとアナログなキット。
最近の傾向だろうか。ムーミン・シリーズの歴代の翻訳者の功績をたたえるコーナーが用意されていた。クマのプーさん展(記事はこちら)の時も、翻訳者の石井桃子さんのコーナーがあったっけ。
会場の終わりの方は、撮影OKなスペースだった。
森アーツセンターギャラリーどころか、六本木ヒルズなんて久しぶりに行ったよ。前回はまだ、スカイツリーなんてなかったもんね。