今年のJリーグ最終節は、埼スタでのFC東京戦。電車で移動中にスタメン発表になり、今年で引退する平川のベンチ入りを知った。幸か不幸か、リーグ戦は優勝争いもACLも関係ない順位だったおかげかな。
選手紹介で、埼スタが湧いた
とはいえ、負けてもいい試合なんて１つもないわけで、さすがにオリヴェイラ監督も３－０くらいじゃないと、平川を投入しないだろうな。せめて後半の時点で２点差以上ないと……と思っていたら、ベンチで交代の様子。あれ、もしかして平川出るかも？ その時のスコアは３－１。
観客席もベンチも、もしかしたらピッチ上の赤い陣営も浮足立っていたのかもしれない。交代の準備中、隙をついたようにFC東京に１点を追加され、１点差になってしまった。
FC東京よ、空気読め！！！
というより、これが魔の２点差ってやつか……。
色んなレッズサポの感想を見ると、平川の名前を見ただけでウルっときた人もいれば、交代の瞬間に泣いた人、セレモニーの途中で泣いた人もいて。ワタシは、今回比較的ピッチに近い席だったのもあり、目の前で１４番が走る姿を見ただけで泣きそうになった。
これまで埼スタで何度見たか知れない、赤い１４番が右サイドを駆け上がるシーンがあって、今日これを見られただけで、サッカーの神様、オリヴェイラ監督、ありがとう。
セレモニーが始まり、これまで獲得したタイトルのトロフィーなどが並べられ、過去の映像がオーロラビジョンに映り……あれ、若い頃の平川だけでなく、歴代のウチの選手がたくさん映り、なんだか懐かしい。
花束贈呈で登場したのは、なんと坪井！ そうか、山口レノファのJ２はもうシーズン終わってるもんね。画面に映ったけど、浦和スタッフになった堀之内も来て、同期３人で写真を撮ってた。
入団した年は28番、その後はずっと14番をつけていた
場内一周が始まり、ふと思ったのは「今日の席なら、赤いバラの小さな花束ぐらい渡せたんじゃ…？」。もちろん、前の方に行かせてもらう必要があるけど。うっかりしてたな。BGMは、平川と交流のあるケツメイシの曲。スタッフさん、よく分かってる。
今後は指導者を目指すとのことで、将来はコーチ、監督として埼スタに戻ってくる日が楽しみだ。１７年間、本当にありがとう。 今度は指導者として、また一緒に戦おうぜ！
