横文字の島

Ile de l'alphabet ~ ある翻訳者の備忘録

ノルマンディーの旅 1 ルパン『奇巌城』の舞台

 フランス・ノルマンディー地方を訪れた時の写真を紹介します。モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」シリーズは、作者がノルマンディー出身ということもあり、ノルマンディーの地名が物語に登場します(写真・情報は2002年のもの)。

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 『奇巌城』の舞台エトルタへは、パリのサン・ラザール駅からル・アーブルまで列車、ル・アーブルからはバスを利用。この時はエトルタに連泊しました。 

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サン・ラザール駅
本当は、高校生探偵イジドール・ボートルレを気取ってジャンソン・ドゥ・サイイ高校からスタートしたら良かったんだけど

 

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『奇巌城』の<エギュイーユ・クルーズ>こと針岩

 

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令嬢たちの部屋(la chambre des demoiselles

 暗号解読で出てくる。

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ルパン荘(Le Clos Lupin)
かつてはルブランの別荘だった。今は博物館に。

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中の様子はこちら(3ページ目)

小説家モーリス・ルブランの足跡をたどるエトルタ―「アルセーヌ・ルパンの家」

 

 エトルタには、ルパンにちなんだ名前の店がちらほら。 

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 写真は撮ってないけれど、滞在中のある晩、古城ホテル<Le Donjon>でディナーを頂きました。バー<Arsène Lupin>がお目当てだったけれど、満席と言われて断念。レストランでは、ホテルに連泊してるおばあちゃまがいて、メニュー見ながら給仕に「この料理は昨夜食べちゃったわ。別の料理はあるかしら?」とか相談してて、テーブルにはワインのフルボトルが。将来はこんな優雅&健啖家なマダムになりたい……!

 ワタシが泊まったのは別の安いホテル。今なら話のタネに<Detective Hotel>に一晩くらい泊まったかもしれない。もちろん、シャーロック・ホームズの部屋をリクエストしてな。

 

 ノルマンディーから戻ると、パリでも『奇巌城』の舞台を訪れた。

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ヴォルテール河岸17番地

マシバン博士の家

 

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マルブフ街36番地

エティエンヌ・ボードレーの家

 

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