2001年の旅行写真やパンフレットを整理していたら、その時に立ち寄った、フランス・ボーヌのワイン博物館の写真が出てきた。呑んべえは、昔から呑んべえ……。
前半は博物館、後半はワイナリーのことを書く。もうだいぶ前の事だが、当ブログにはワインカテゴリーがあるし、備忘録としてメモしておく。情報が古いのはご容赦を。
ワイン博物館 Musée du Vin de Bourgogne
確か、隣にあるオテル・デューの観光がてら訪れたんだと思う。一応、博物館にも試飲できるワインカーブがあるらしいのだが、昼食後はお腹いっぱいで、もう飲めない(というより、その前にワイナリーで試飲しまくった)。博物館では真面目に展示を見学した。
以下のサイトが詳しい。
Musée du Vin de Bourgogneブルゴーニュ・ワイン博物館 - ブルゴーニュ コート・ド・ニュイのぶどう畑散歩ガイドブック
ボーヌワインとモンラッシェといえば、ホームズ物語にも出てくる。ボーヌからモンラッシェに行くバスツアーがあったのだが、「現地で申し込めばいいや」と思っていたら、既に満席だった。ああ、フランスに着いてすぐに電話すれば、もしかしたら……モンラッシェに……行けたかも……。一緒に行ったミナサンヌ、ゴメンヌなのだ(←レ・ロマネスクさん風に)。
ホームズとワトソンは、小説の中でフランスワインをたしなんでいた。「覆面の下宿人」(ハヤカワ・ミステリ文庫)ではモンラッシェが出てくるし、『四つの署名』ではボーヌを飲んでいた。いずれもブルゴーニュのワインだ。生産地は違うが、クラレットことボルドーワインも小説には登場したっけ。
バブルの時の日本を思い出せばわかりやすいが、要は19世紀は大英帝国が繁栄し、英国人はお金を持っていた。自国でワインを生産できないこともあり、もともとフランスワインを大量に輸入していたというのもある。
博物館の展示ケースに19世紀末期のワインボトル(確かモンラッシェ)を発見して、「ホームズとワトソンが飲んでいた頃のものだ!」と興奮した。普通は、ヴィンテージワインということで興奮するのだろうが、そういう視点でこのボトルを眺めていたのは、私達だけだったかも。
ボーヌは2回ほど訪れたが、それぞれ別のワイナリーで試飲した。
2001年の時は、女子三人でワイナリーを訪れた。まず<Marché au Vins>(ワイン市場の意味)に向かい、試飲しまくる。
Marché aux Vins – A Beaune des Grands Vins de Bourgogne, et plus…
白→ロゼ→赤の順に攻略。試飲では「口に含んだワインを吐き出しましょう」と言われているが、いえいえ、そんなもったいないことはしません。できません。その辺の意識は万国共通。
夏だったので世界中の観光客が来ていて、アメリカ人のグループに写真を撮ってもらうか撮ってあげるかした記憶がある。みんな顔が赤く、にこにこしていた。これまた万国共通。旅行の最後に私はパリの友人宅に泊めてもらうことになっていて、友人へのお土産にワインを買った。
1回目はさらに5年さかのぼり、フランス語留学していた時に学校のバスツアーで来た。その時は<Patriarche Pere et Fils>で試飲した。
Patriarche, Grands vins de Bourgogne, visite des caves du Couvent des Visitandines à Beaune - PATRIARCHE
あんまりたくさん飲んだ記憶がないなあ、小規模なところだったのかなあと振り返るが、サイトを見るとかなり大規模。おそらく、学生が飲みすぎないよう、バスツアーを企画した語学学校の人が滞在時間を短くしたんだろう。ヨーロッパ出身の学生は若い子が多かったし……。
秋のワイン祭に合わせて行った記憶がある。ボーヌはブルゴーニュワインの中心地だけど小さな街で、この日は屋台が出て観光客でにぎわっていた。移動の途中、ツアーバスの窓から黄金色のブドウ畑が見えて、まさにコートドール(黄金の丘)だなと実感した。ブドウの収穫が終わっていたが、ところどころ葉が残っていたと思う。
ブルゴーニュ地方のワイナリーを舞台にした映画がある。
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