横文字の島

Ile de l'alphabet ~ ある翻訳者の備忘録

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」Guardians of the Galaxy
監督:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラットゾーイ・サルダナ

 

 

 ええと、先に続編「リミックス」から見ちゃったオイラです。面白かったから、1作目も見たよ! てか、先日見た「キング・アーサー」のお口直しさっ!

 トレジャーハンター、殺し屋、賞金稼ぎなど、見た目も背景もバラバラな5人がある星で暴れ、刑務所で一緒になる。脱獄とか、お宝の報酬だとか、共通の目的から、成り行きで行動を共にし、脱獄を果たす。それぞれ過去を抱えていて、一見悪い奴らに見えるが、彼らには意外にも「お人よし」という共通点があり……。

【ちょびっとネタバレ】

 

 ピーターが地球から拉致されたのは、なるほどあのタイミングだったのか。祖父たちは、ピーターは母親が亡くなったショックで自発的に消えてしまったと、ずっと思っているかも。捜索願を出しても、宇宙の彼方では、さすがに見つからないが。 

 グルートが迫力あって、ヴィン・ディーゼルの吹き替えがハマっていた。続編でベビー・グルートの声を吹き替えた時はどうやったんだろう? かわいく声を作った? いや、ボイスチェンジャーかな? 先に続編を見てしまったので、ベビー・グルートはグルートの”子供”みたいな存在だと思っていたが、植木鉢に挿し木で再生したのか~!(趣味の園芸……) 続編のロケット達はまるで養育係だけど、グルートの名残だから世話を焼いていたんだね。

 ロケットは今回は「ハムスター」と呼ばれ(←いや、さすがに違いすぎ)。次回作ではどんな動物と間違われるかな? 誰かが、ロケットの人気は、テッドと共通すると言ってた。見た目はモフモフなのに、台詞は毒舌のギャップ。なるほど~!

 ピーターの中で唯一の家族である母親の存在が大きくて、死の間際に手をつながなかったことを、ずっと心の奥で後悔していた。最後に「石」を手にした時、衝撃に耐えられるよう、ガモーラが手を差し出した時も、もうろうとした頭で母親を思い出していた。彼女に続いてドラックスとロケットも手をつなぎ、彼らが母親に代わる家族のような存在になることが示唆される。バラバラのメンバーがチームになった瞬間だが、2作目では、冒頭場面の闘い方にチームとしての一体感が出ていた。

 ガモーラとピーターは、2作目で距離を縮めていて、それでは1作目はどんな関係だったのかと思っていたら、初対面から闘いまくり! 自分も殺されかけた強い女なのに、刑務所でガモーラが危ないと見るや、まだ仲間にもなっていないのに、助けに行く。ピーターよ、君は「M」なのか? こんな女性に弱いのか? おまけに口説くの大変だぞ?

 ピーターの育ての親ヨンドゥが、去り際に「あんな父親にピーターを渡さなくて良かった」と言っていて、その台詞が続編につながっている。実の父親以上に、養父であるヨンドゥの方がピーターを思っていることを知っているだけに、ぐっとくる。だって、だって、ヨンドゥってばさ……・゚・(ノД`;)・゚・


 宇宙広しと言えど、先に続編「リミックス」から見ちゃったのはオイラだけ……かもしんない。独立した作品なので、別々に見ても大丈夫だったけど、良い子の皆は、できれば1作目から先に見てね。その方が「リミックス」も深く味わえるよ。

 

「リミックス」の感想はこちら

iledelalphabet.hatenablog.com