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横文字の島

Ile de l'alphabet ~ ある翻訳者の備忘録

追悼デヴィッド・ボウイ

音楽

「俺はもう、死亡記事を書くのはうんざりだ」

 何という偶然。ちょうど読んでいた小説にこんな台詞が出てきた(台詞の主は新聞記者)。このところ、ジャズシンガーのナタリー・コールや、俳優アラン・リックマンとか、大物スターの訃報が続きます。

 私は自称・洋楽小僧ではありますが、FMラジオにかじりついていたのは1980年代のこと。デヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」をリアルタイムで知らないのです。たぶん、私世代よりもちょっと上の、現在50代以上の人の方が、デヴィッド・ボウイのすごさをよーくご存じでしょう。

 あ、映画「ベルベット・ゴールドマイン」は見たので、ブライアン・スレイドのモデルがデヴィッド・ボウイであることは知っています。

 


 先日はInter FMで特番を組んでいたり、デヴィッド・ボウイの曲をあちこちで聴きました。さすがに1980年代の曲は、自分でも覚えていたな~。「レッツ・ダンス」、「ブルー・ジーン」、そして当時、深夜のMTVで見て目が点になったのが、ミック・ジャガーと歌った「ダンシング・イン・ザ・ストリート」のプロモーションビデオ。当時、デュラン・デュランとか、ビジュアルの華やかな若くてかっこいいバンドがたくさん出ていた中、いきなりおじさん2人がノリノリで歌っている映像に衝撃を受けました。

 それと、1980年代といえば、彼はけっこう映画に出演していましたね? 日本だと「戦メリ」ばかり話題になりますが、私が映画館で見た覚えがあるのは「ラビリンス/魔王の迷宮」の魔王かな。ヒロインのジェニファー・コネリーが可愛かった。当時10代だった私には、ボウイはキレイだけど迫力あるおじさん……だった。

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 もう1つ1980年代の思い出を語ると、「8ビートギャグ」という漫画雑誌を愛読していて、志摩あつこ先生の作品の大ファンだった。1980年代の洋楽スターをキュートにデフォルメした漫画で、もちろん、デヴィッド・ボウイも登場。検索したら画像を見つけたのだけど、これは「戦メリ」の場面かな。

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 「8ビートギャグ」はプロだけでなく、アマチュアも投稿できたのだけど、プロデビュー前の柴田亜美先生も投稿していたのだ。その後、柴田先生はプロになり「南国少年パプワくん」を発表。マジック総帥という人物が登場するのだけど、(柴田先生のブログによると)そのモデルはデヴィッド・ボウイだとか。


 前述のデュラン・デュランもボウイに影響を受けていたり、志摩先生や柴田先生の漫画もボウイにインスパイアされていたり。そういった人たちのフィルターを通してにせよ、意外にも私はスターのまばゆい光をこんなにあびていたのかと、今更ながら驚いた。合掌。

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