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横文字の島

Ile de l'alphabet ~ ある翻訳者の備忘録

ONCE ダブリンの街角で

「ONCE ダブリンの街角で」Once監督:ジョン・カーニー出演:グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ2007年 アイルランド 秋になると、きまって聴きたくなる音楽がある。映画「ONCE ダブリンの街角で」の中で歌われる「Falling Slowly」という…

翻訳サンプルを作る

このサイトには、一部の例外を除き、産業翻訳のお仕事のことは書いていません。翻訳会社を経由して受注するお仕事については、契約書を交わしており、守秘義務があるからです。ここには書いていませんが、実は地味~に細々と産業翻訳の方もやっております。…

追悼ピート・バーンズ

今年に入って、多くのミュージシャンの訃報を聞いた。そこへ、「デッド・オア・アライヴ」のボーカル、ピート・バーンズの訃報が飛び込んできた。享年57歳。彼もまた、1980年代の音楽シーンを彩った一人。今年は洋楽ファンにとって辛い一年だ……。 代表曲は19…

浦和パルコのムーミンマーケット

ちょっとした仕事を終えて、あちこち出かけようかと思っていたら、てきめんに風邪をひいてしまった。しかも長い。だいぶ前に所用で浦和へ行ったら、パルコでムーミン・マーケットを開催していた。ムーミン・グッズの数々を販売していて、嬉しくなって立ち寄…

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ

「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」Genius出演:コリン・ファース、ジュード・ロウ監督:マイケル・グランデージ 原作はA・スコット・バーグの 「名編集者パーキンズ」。フィッツジェラルドやヘミングウェイを発掘した名編集者パーキンズと、若くして…

読書メモ

最近読んだ本の感想をまとめて。 ・「監督不行届」安野モヨコ 祥伝社 監督不行届 (FEEL COMICS) 作者: 安野モヨコ 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2013/01/18 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 先に読んだ家人が「ぶふっ」と吹いていたので…

浦和レッズ優勝!

ナビスコカップがルヴァンカップに名前変わって最初の年。浦和レッズが優勝したよ! あと10年早くブログを始めていたら、間違いなく中身は、サッカー8割、映画2割になっていただろう。 ところで、優勝カップはティファニー製だという。うん、いかにも怪盗…

ホームズのラジオドラマ

ダニエル・スミス「シャーロック・ホームズ完全ナビ」(記事)にラジオドラマ作家バート・クールズのインタビューが載っていた。 BBCラジオドラマのシリーズが大好きだった。ホームズ役を演じるのはクライブ・メリスン、ワトスン役はマイケル・ウィリアム…

シャーロック・ホームズ完全ナビ

「シャーロック・ホームズ完全ナビ」The Sherlock Holmes Companionダニエル・スミス著 日暮雅通訳 国書刊行会 シャーロック・ホームズ 完全ナビ 作者: ダニエル・スミス,日暮雅通 出版社/メーカー: 国書刊行会 発売日: 2016/09/26 メディア: 単行本 この商…

東京国際ブックフェア2016

国書刊行会のブースに、「ホームズ万国博覧会」が並んでいるとな! ということは、あの本や、あの本も並んでいるはずだな……。 行ってみたいけど、あちこち回ったら、すごいことになりそう(お財布と肩が)。

繕い裁つ人

「繕い裁つ人」監督:三島有紀子出演:中谷美紀、三浦貴大、黒木華 先日のEテレ「グレーテルのかまど」に、映画「繕い裁つ人」のチーズケーキが登場。このブログを始めるより前に、映画鑑賞直後に書いておいた鑑賞メモを引っ張り出した。<あらすじ>祖母が…

最高の花婿

「最高の花婿」Qu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu?2014年 フランス映画監督:フィリップ・ドゥ・ショーブロン 出演:クリスチャン・クラビエ、シャンタル・ロビー 以前、フランス映画祭で「ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲」の題名で上映されたのだが、帰りが…

イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優

「イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~」監督:スティーグ・ビョークマンナレーション:アリシア・ヴィキャンデル 往年の大女優イングリッド・バーグマンの伝記映画。 1915年生まれなので、トーベ・ヤンソンと同じく、第一次大戦の頃に生まれたわけ…

気になるもの 謎屋珈琲店 エトルタのホテル

先日、テレ東「もやもやさま~ず」金沢編で、「謎屋珈琲店」というミステリーカフェが紹介されていた。店内では、ミステリークイズが楽しめるという。 スイーツのメニューが画面に写り、”二銭銅貨”とか”Yの悲劇”とかの上に、見覚えのある文字が。踊る人形じ…

姉・米原万里 思い出は食欲と共に

「米原万里 思い出は食欲と共に」井上ユリ 文芸春秋社 姉・米原万里 思い出は食欲と共に 作者: 井上ユリ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/05/14 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る ロシア語通訳で作家の米原万里さんが亡くなって…

エドモン・ロカールの切手

フランスの法医学者・犯罪学者で、「フランスのシャーロック・ホームズ」と呼ばれたエドモン・ロカール。今年2016年は没後50周年にあたり、記念切手が発行された。 図案は、本人の肖像画の背後に、シャーロック・ホームズのシルエット、指紋、顕微鏡と、当人…

あとがきのあとがき シャーロック・ホームズの気晴らし

レウヴァン『シャーロック・ホームズの気晴らし』刊行から2年近くたちますが、Amazonなどを見ていると、今でも新刊・古本で地味~に売れています。図書館でも「貸出」になっていて、読んでいただいてありがたい限りです。 さて、どこかで「あとがきに書き切…

追悼 山田登世子さん

仏文学者の山田登世子さんがお亡くなりになったという。 フランス文学のうち、19世紀後半~20世紀初頭が好きなので、ご多分にもれず、山田先生の本はいくつか持っている。(もちろん、鹿島茂先生の本も!) 「リゾート世紀末」は、ベルエポックに誕生した、…

PEN ムーミン完全読本

仕事がひと区切りついたのに、暑くて、積ん読の本に手が伸びない。ことに、文字の細かい本となると、ページを開いても目がすべる……(それは暑さのせいではない)。 こんな時は、以前買った雑誌を引っ張り出してきて、のんびり眺めるに限る。できれば海外の写…

気になるもの

最近、気になるもの。 なんと、あの「パタリロ!」が実写化されるという。それも舞台になる。キャストが発表されて、ビジュアルが公開になったのだが、なかなかピッタリで驚いてしまった。 主演の加藤諒さん。もう、殿下にしか見えません。 まだ他の俳優さん…

ホック氏の異郷の冒険

「ホック氏の異郷の冒険」加納一朗 双葉文庫 日本推理作家協会賞受賞作全集〈44〉 必要があって読み返したのだが、面白くてハマってしまった。 大空白期間に、ホームズが明治時代の日本にやって来たという設定。ただし、サミュエル・ホック(イニシャルはS…

アニメ「名探偵ホームズ」

今年の1月から、テレ玉でアニメシリーズ「名探偵ホームズ」を再放送していた。見逃した時に備えて、毎週録画予約をしていたが、ほぼ毎週、遅めのお茶休憩を兼ねて放送を見ていた。ビバ、自営業!(こんな時だけ) 最初に放送されたのは1980年代だから、自分…

ルーフォック・オルメスの冒険

「ルーフォック・オルメスの冒険」カミ作 高野優訳 創元推理文庫 待望の新訳!「機械探偵クリク・ロボット」の方が先に翻訳出版されたけど、待った甲斐があった。 ルーフォック・オルメスの冒険 (創元推理文庫) 作者: カミ,高野優 出版社/メーカー: 東京創元…

「トットひとり」と「トットてれび」と向田邦子

「トットひとり」黒柳徹子 新潮社 現在、NHKで放送中のドラマ「トットてれび」は、黒柳徹子さんのエッセイ「トットひとり」を映像化したもの。テレビ放送が開始された頃からの裏話や、俳優や脚本家、ディレクターといった作り手の姿を描いている。 あまり…

神様メール

「神様メール」Le Tout Nouveau Testament監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル出演:ピリ・グロワーヌ、カトリーヌ・ドヌーヴ2015年 制作:ベルギー、フランス、ルクセンブルク「トト・ザ・ヒーロー」(1991年)のジャコ・ヴァン・ドルマル監督の作品。久しぶり…

読書メモ

長期の仕事が終わった→待ちに待った休暇をとる→風邪をひくという、素晴らしきスパイラル(泣) 読書メモをまとめて簡単に。「新しい須賀敦子」湯川 豊、江國 香織、松家 仁之著 集英社 2014年に神奈川近代文学館で開催された「須賀敦子の世界展」(こちら)…

「みんなの少年探偵団」「みんなの怪盗ルパン」

ポプラ社から出ている、往年の少年少女向けミステリのパロディ集。活躍中の現代の作家たちが筆をふるう。 短編集「みんなの少年探偵団」は2巻まで出ていて、ほかには長編の「全員少年探偵団」なども出ている。長編は未読なので、今後の楽しみにしよう。 1…

スナフキン先輩!

前の記事(こちら)で、リスペクトする人物という話が出てきたので、ワタシの場合は誰だろうと考えてみた。この人です。 ワタシが見ていたのは、昭和版ムーミンの再放送だから、こんなにスタイリッシュじゃなかった。前の記事で、レ・ロマネスクのTOBIさんが…

レ・ロマネスク公式ガイドブック

「ほぼ日」で知ってからファンになった、レ・ロマネスク。ヴォーカルのTOBIとアシスタント・コーラスのMIYAの男女2名のユニットで、数年前までフランスを拠点に活動していたが、今では日本を拠点に活動している。 日本でブレイクしたきっかけの1つが、NH…

アンスティチュ・フランセ東京のイベント

アンスティチュ・フランセ東京(旧・日仏学院)にて、先週からフランス映画の上映会が始まっていた。 恋愛のディスクール 映画と愛をめぐる断章 エリック・ロメールやジャック・リヴェットなど、先年亡くなった映画監督の作品のほか、日本未公開のフランス映…

ホームズフェア@福岡

1階壁面Aにて『映画「Mr.ホームズ」とシャーロック・ホームズ』フェア開催中!聖典、パスティーシュ集めてます! pic.twitter.com/TXxqzI6aXY — ジュンク堂書店福岡店 (@jnkfkok) 2016年4月7日 素敵! 全国でやってほしいわ。 拙訳書が映っていたので貼って…

なんらかの事情

「なんらかの事情」 岸本佐知子著 ちくま書房 この頃、就寝前の読書タイムに布団に持ち込めるのは、エッセイ、雑誌、漫画のみとなった。読み応えのあるミステリなんか持ち込んだらさあ大変。目が冴えて、久世番子さんのコミックエッセイ「番線」にあったよう…

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」Mr. Holmes出演:イアン・マッケラン、真田広之監督:ビル・コンドン2015年 原作はミッチ・カリンの小説。原作を読まずに映画を見に行ったのだけど、それに先立って参照したのがこちらのレビュー。 第31回 真打ち美老人登場…

3種類揃いぶみ

先日の全国大会での光景。手前の列の3種類の本は、いずれも、英語ではない言語からの翻訳。 向かって左から、イタリア、フランス、中国。 これからもっと多国籍になるそうです。まさに万国博覧会。 写真を撮ろうとしたら、本が並ぶや否や、お客さんが殺到し…

浦沢直樹展

「浦沢直樹展」世田谷文学館 NHK Eテレで放送中の「漫勉」シリーズが好きで、ときどき見ている。最初の頃、企画した本人である浦沢直樹の仕事現場、そして山下和美の仕事現場を取材していたが、ものすごく面白かった。漫画を描くテクニック的な部分もそ…

南国少年パプワくん

「南国少年パプワくん」柴田亜美作エニックス デヴィッド・ボウイ追悼記事(こちら)で、「南国少年パプワくん」のマジック総帥のモデルがデヴィッド・ボウイだと書いた後、何だか久しぶりに読みたくなってしまった。今だと新装版や電子書籍も出ているけど、…

愛しき人生のつくりかた

「愛しき人生のつくりかた」Les Souvenirs監督:ジャン=ポール・ルーヴ出演:アニー・コルディ、ミシェル・ブラン2015年 フランス映画 夫を亡くしたおばあちゃんが、老人ホームから脱走した。息子と孫は行方を探すが――。 主人公の祖母は80代、そしてその…

シャーロック 忌まわしき花嫁

「シャーロック 忌まわしき花嫁」Sherlock The Abominable Bride出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン BBCドラマ「シャーロック」のクリスマス・スペシャルが、日本では映画として劇場公開されたもの。コナン・ドイルの原作を、2…

上海のシャーロック・ホームズ

「上海のシャーロック・ホームズ ホームズ万国博覧会 中国篇」樽本照雄 編訳 国書刊行会ホームズ物語が連載中だった時代に、中国人作家たちによって書かれたパロディがあった! 1904年~1907年(清朝末期)に中国の新聞・雑誌に連載された、ユーモアから本格…

追悼デヴィッド・ボウイ

「俺はもう、死亡記事を書くのはうんざりだ」 何という偶然。ちょうど読んでいた小説にこんな台詞が出てきた(台詞の主は新聞記者)。このところ、ジャズシンガーのナタリー・コールや、俳優アラン・リックマンとか、大物スターの訃報が続きます。 私は自称…

科学捜査官シャーロック・ホームズ

「BS世界のドキュメンタリー 科学捜査官シャーロック・ホームズ」NHK BSのサイトは下記のとおり。前編 遺留物・血痕・弾道(リンク)後編 毒薬・アリバイ・指紋(リンク) 小説の人物であるシャーロック・ホームズが、現実世界の捜査方法にも影響を与えたと…

追悼ナタリー・コール

暮れのニュースで一番驚いたのが、ナタリー・コールの訃報かもしれない。享年65歳、現代の日本人の感覚だと「まだ若いじゃないか」と思ってしまう。彼女の歌ったナンバーの中で有名なのが、父親のナット・キング・コールとデュエットした「アンフォゲッタブ…

トーベ・ヤンソンの伝記

「ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン」トゥーラ・カルヤライネン著河出書房新社(翻訳:セルボ貴子、五十嵐淳)「トーベ・ヤンソン 仕事、愛、ムーミン」ボエル・ウェスティン著講談社(翻訳:畑中麻紀、森下圭子) ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソ…

スターウォーズ フォースの覚醒

「スターウォーズ フォースの覚醒」STAR WARS: THE FORCE AWAKENS監督:J・J・エイブラムス出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、ハリソン・フォード「スターウォーズ」のエピソード4~6は、10代の頃にテレビで見た。1~3は社会人になってか…

料理長が多すぎる

「料理長が多すぎる」レックス・スタウトハヤカワ・ミステリ文庫(平井イサク訳) 古典ミステリをお勉強。読書というより、調べる必要に迫られて読んだ。うーん。夜中に読んじゃいけないね! この本は、ドラマ「孤高のグルメ」や「深夜食堂」に匹敵する「め…

Shangri-La(電気グルーヴ)

先日、「SMAP X SMAP」に電気グルーヴが出演するのを知り、番組を録画した。たぶん、スマップとセッションするなら、やはり「あの曲」だろうなー。そう思って見たら、やっぱり歌ってくれたよ「Shangri-La」! スマップをバックに従えたり、一緒に歌ったり、…

ワンダーウォール(オアシス)

1996年に大ヒットした、英国のロックバンド、オアシスの「ワンダーウォール」。今聞いても名曲だと思う。1980年代の英国ロックをビシバシ聞いてきた洋楽小僧の私も、社会人になるとなかなかラジオの前には座っていられなくて、洋楽から遠ざかってしまった。 …

足利のワイナリー

11月に栃木県足利市にある「ココファーム」ワイナリーを訪問。混雑が予想される収穫祭を避けたつもりが、三連休で、足利市内でイベントを開催中だったので、市内各地は混み合っていた。なんと、足利学校も入場無料だった。 事前に市内循環バスの時刻表を調べ…

黄金のアデーレ 名画の帰還

「黄金のアデーレ 名画の帰還」Woman in Gold監督:サイモン・カーティス出演:ヘレン・ミレン、ライアン・レイノルズ2015年 アメリカ・イギリス映画 実話を元にした映画。 2000年、米国在住でオーストリア出身のマリア・アルトマンがオーストリア政府を相手…

フランス、モンベリアルでホームズ展

フランスの北東部にあるモンベリアルという街で、ホームズ展が開催されている。ここは、聖典にも名前が出てきた動物学者キュヴィエの故郷だとか。 フランス・ホームズ協会のサイトで詳しく紹介されていたので、仏語のリンクをはっておく(こちら)。クリスマ…