横文字の島

Ile de l'alphabet ~ ある翻訳者の備忘録

草間彌生展 「わが永遠の魂」

 行ってからだいぶ日がたちましたが、国立新美術館で開催中の「草間彌生展」を見てきました。念願が叶って嬉しい!

kusama2017.jp

 というのも、2012年に埼玉県立近代美術館などで開催された時は、せっかく友人が「良かったよ!」とお勧めしてくれたのに、行きそびれてしまい、以来ずーーーーっと後悔していました。

 

 それからです。「行きたいな」と思った美術展は、どんどん見に行ってしまおうと決意したのは。映画なら後でDVDとかで見られるけど、美術展は一期一会ですからね。

 さて、この日は雨模様でかなりの寒さなのに、チケット売り場は行列ができていました。事前にチケットを入手するのをお勧めします。外国人の観客もチラホラ。

続きを読む

今年も万国博覧会

 全国大会にて。国書刊行会さんのブース

f:id:Iledelalphabet:20170321120920j:plain


「インド篇」のPOPで、下のヴァン・ダイン本を隠してしまい(汗)
 この後、POPの位置はずらしました。「中国篇」や、フランスのレウヴァンの本もPOPを添えて頂きました。写真からはみ出ていますが、右側に『シャーロック・ホームズ完全ナビ』もあります。

 さて、今年のホームズ大賞は植田弘隆さん『文人、ホームズを愛す』(青土社)でした。奨励賞は、『モリアーティ』の翻訳で(それ以外にもたくさんホームズ本を出されていますが)駒月雅子さん。審査員特別賞は、長年の研究活動に対して、渡辺峯樹さんに。そしてそして、翻訳作品に贈られる延原賞は、カミ『ルーフォック・オルメスの冒険』(創元推理文庫)でした。おめでとうございます!

続きを読む

マダム・イン・ニューヨーク

マダム・イン・ニューヨーク」English Vinglish
監督:ガウリ・シンデー
主演:シュリデヴィ
2012年 インド映画

 <あらすじ>
インドの中流家庭の主婦シャシは、料理上手な良妻賢母。英語が話せないため、ビジネスマンの夫や、高校生の娘にバカにされる。ある日、NYに住む姉から、娘ミーラ(シャシの姪)の結婚が決まったと知らされ、結婚式の準備を手伝うため、単身NYに行くことになる。現地で一念発起し、シャシは英語学校に通い始める。


 日本人には色々な意味で身につまされる映画。インド人って、皆英語がペラペラなのかと思っていたけど、世代によってはそうではないんだね。調べてみると、あくまで準公用語であって、誰でも話せるというものではなく、ホワイトカラー層に限られるらしい。

続きを読む